5月9日全国8か所でGLAYビデオシングル「サバイバル」の先行ロードショーが行われた。 | ||
17:20 会場であるTOKYOFMホールに向けて地下鉄の駅を降り立つ。 開演は18:00。 日曜日ということもあり閑散としたオフィス街には同じ目的と思われる女の子達が目立っている。 目的地を探しているときょろきょろと辺りを見渡す怪しい人物発見。 ......「サバイバル」アニメーションバージョン監督森本晃司氏である。 17:30 二人で会場に到着。会場の周りには前の回でロードショーを観終わったGLAYファンと 次の回を待つファンとでいっぱいになっている。 少し遠めで様子を伺っていたが、意を決して一人中へ...... 歩きながら聞こえてくる会話は 「アニメーション制作現場とか見せられてもねぇ」 「お金払ったら絶対観に来ないよ」嫌な予感......。 森本氏の所に戻って 「次の回の人入れるみたいですけど、かなりこわいです。」 「入るのやめよっか......」 怖じけずく二人に高校生らしい女の子達が近付いてきた。 「森本さんですよね?」 「......」 「今、観てきました。すっごい感動しました。GLAYの歌とぴったりあってて。」 「......」 「一緒に写真とってもいいですか?」 呆然とシャッターを押していた。 | ||
17:45 なにかほっとして背中を押されるように中に入る。 あの写真、きちんと撮れていればいいけど。 会場に詰めかけた約300人のほぼ全員がGLAYファン。 二人して一番後ろに座り上映を待つ。 | ||
18:00 上映スタート。 GLAYのメンバーの映像による挨拶が始まると前の方から歓声があがる。 本遍に入る前にアニメーションバージョンのメイキングが始まった。 見慣れたスタジオや人々。映像参考にと撮影に行った公園や電車...... スタッフ全員が不眠の中それでもハイテンションであった制作現場。 監督森本氏からのメッセージが流れる。 | ||
「自分に自信を持って生きて行って欲しい......そんな映像です。」 | ||
アニメーションバージョンスタート。 大スクリーンに映し出される映像。 続いてライブバージョン。 凄い音、観客の歓声、高速回転の球体の中でライブを観ている感じ。 同じ曲であるのに受ける印象が全く違うからおもしろい。 18:30 あっという間に上映が終了。 帰ろう立ち上がるとみんなが森本氏をじっと観てる。 | ||
「メモリーズ観ました。よかったです。」 一人の女の子の言葉を発端に女の子達が森本氏を囲みだす。 森本氏と女の子、似つかわしくない光景に可笑しくなった。 森本氏は助けを求めていたけど......。 「写真撮らせてください。」 「感動しました。」 「ほんとに鳥肌立ちました。」 「19日楽しみにしてます。」 「がんばるっていう気持ちになりました。」 中には「デザインの勉強してるんですが、とっても勉強になりました。」 なんていう感想もあったり。 みんなの目がかっと見開いて、興奮している。 何かを感じたみたい。 その衝撃でまだ言葉にならない様子。 | ||
GLAYの音楽と森本晃司の映像によるセッション。
ロードショーで観た映像は衝撃の第一段。 そして第二段は家に帰って部屋を真っ暗にして音量をあげて観るビデオ映像。 何度も観たらそれぞれに違う感想がでてくると思う。(自分がそうであるように。) ビデオを手にした後の感想も聞いてみたいと思いつつ会場を後にした。 | ||
おまけ | 少し離れた喫茶店でもロードショー帰りの人達にサイン攻めにあっていた森本氏。 サインと一緒に添えられた絵にみんな感激していた。 | |
「娘と一緒に観に来ました」というお母さんも居て、
この作品が幅広く沢山の人の目に触れられることを実感。 海外では多くの若者からリスペクトを受ける森本氏。 「メモリーズ」をはじめ「EXTRA」「音響生命体ノイズマン」「永久家族」 日本でもこれを機に多くの人に森本アニメを観て欲しい......。 |